血液は、心臓のポンプの作用によって、体の隅々にまで酸素や栄養素を供給すると同時に、二酸化炭素(炭酸ガス)や老廃物を運搬する作用をしています。血液検査は、全身の健康状態を把握するのに基本となる重要な検査で、特に赤血球や白血球、血小板などを調査する血液一般検査は、健康診断に必須の検査です。
便検査は、検便と言います。主に、肉眼検査・顕微鏡検査・寄生虫検査・便潜血反応などに分かれます。これは消化管の潰瘍と悪性腫瘍を診断するのに大きく役立ち、寄生虫性疾患が多い韓国では重要な検査です。
腎臓から尿が排泄されるところまで、どこかに異常があれば、老廃物が排泄されないか、排泄されてはならない物質が尿に混じるようになります。このような場合の異常を検査する為に、尿成分や性質・量などを調査する検査です。一回の検査で特定の疾患を確診することはできません。なぜならば、一時的に異常反応が正常的な状態でも表れることがあるからです。しかし再検査でも異常反応を見せるならば、腎臓や尿路系の精密検査を受ける必要があります。
眼球の構造は、カメラによく似ていて、眼球はカメラの暗箱、水晶体はレンズ、紅彩は絞り、まぶたはシャッター、網膜はフィルムに該当します。
肺の機能は、空気が肺に出入りする換気の機能と酸素を肺から血中に送り、二酸化炭素(炭酸ガス)を血液から体外に送り出す呼吸機能の二つに分けられます。 肺機能検査は、このような体の換気機能を調査する検査です。
肺活量 | 標準値に比べ、どれくらいの肺活量なのかの比率 |
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努力性肺活量 | 思い切り息を吸った後、一度に吐き出す時のガス量 |
一秒率 | 努力性肺活量の最初の一秒間の気体量を努力性肺活量で割ったもの |
一秒換気量 | 安定した状態で、息を吸ったりはいたりする時のガス量 |
予備呼吸量 | 安定した状態ではく時より、もっと最大に努力して、はくことができるガス量 |
残気量 | 最大に努力してはいた後、まだ肺に残っているガス量肺活量と残気量を足したのが、肺のすべてのガス量、即ち、全肺気量ですが、これを残気量で割ったもの |
肺活量(VC) | 男性 ; 32,00 - 48,00mL女性 ; 23,000- 32,00mL |
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%肺活量 | 80%以上 |
努力性肺活量 | VCの90%以上 |
一秒率 | 70%以上 |
一秒換気量(TV) | 400 - 600mL |
予備吸気量(ERV) | 男性 ; 1,000 - 2,000mL 女性 ; 800 - 1,600mL |
残気量 | 35% 以下 |
Closing Volume(CV) | CV/VC ; 0 - 25% |
骨密度検査
私たちの体の骨は、加齢と共にだんだん弱くなっていきます。特に女性は更年期以降、女性ホルモン(エストルゲン)の変化により急激に骨が弱くなるので、骨粗鬆症にかかりやすいと言えます。
骨粗鬆症とは、形成された骨の維持がよくできず、骨の中の緻密さ(丈夫さ)の程度が弱くなる疾患で、骨が粗末になり、弱くなって、軽微な衝撃にもすぐに骨折しやすくなります。このような骨折の恐れを早期に発見する為に、 骨粗鬆症検査を受けます。
骨粗鬆症は、一次性(原発性)骨粗鬆症と二次性(続発性)骨粗鬆症に分類されます。 一次性(原発性)骨粗鬆症は、閉経および閉経後、エストロゲン値の減少のために起こる早い骨の損失を意味し、これはほとんどの骨粗鬆症の原因です。 二次性(原発性)骨粗鬆症は、疾患または薬物などに起因した骨粗鬆症のことを表す用語です。内分泌疾患(甲状腺機能亢進症など)と飲酒や喫煙、各種の薬物(副腎皮質ホルモン・抗癌剤など)の服用によって、 二次性骨粗鬆症をもたらすことがあります。
前立腺癌は、60代以上の老人に主に発生する悪性の腫瘍で、最近、平均寿命が増加するにつれて、男性の場合、前立腺肥大症と共に、前立腺癌の発生頻度も急激に増加している傾向にあります。前立腺癌は、直腸指診・前立腺超音波・血中前立腺特異抗原検査(PSA)・前立腺組織検査などを通じて診断します。
超音波診断機を利用すれば、内部臓器の断面を様々な角度で簡単に見ることができるので、前立腺の疾患もより早く正確に診断することができます。特に直腸指診を通じて確認することができない前立腺周辺部以外の部位、即ち、中央部と移行部に発生する約25%程度の癌も超音波検査を並行すれば、長期に診断することが可能です。検査は超音波発振器を直腸内に挿入して行います。
貧血・肝機能・糖尿・甲状腺機能・肝炎・腎臓機能・循環器検査・免疫・痛風など
正常値 | |
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空腹血糖 | 70-110 mg/dL |
食後1時間 | 140 mg/dL 이하 |
一般X線撮影とは違って、円筒のある大きな機械に人が入って横になると、円筒の外からX線発生装置が人を中心に円形に回りながら撮影します。 CT撮影をすると、身体の一定の部位をナイフでスライスして見るかのように、きれいな二次元映像で見ることができます。また撮影された後、コンピューターを利用して計算するので、人体の非常に小さな組織官の密度の違いも区別することができ、疾病の早期診断だけでなく、構成までも細密に見ることができる検査法です。 CHEST CT – たばこを長時間吸ったりとか間接喫煙に露出されている場合、胸部X線の写真だけでは肺癌の早期発見が難しいです。肺CT検査の必要があります。
腹部(Abdomen) CTは、 胃・肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓などの上腹部と大腸・膀胱などの下腹部消化器系疾患の診断に有用な検査です。 また上下腹部および周辺血管疾患の診断が可能で、各種癌の場合、病変の正確な位置と大きさの把握だけでなく、病期決定(Staging)と他の腹部臓器への転移如何を把握するのに必須の検査です。 高性能の多重チャンネル検出 CTの導入で1回の呼吸停止中に全体腹部の高画質データを得ることができます。 得られた横断面の映像データを利用して冠狀面と矢狀面の映像の再構成を行うことによって、立体的な精密診断を行います。
人は、年を取ると共に、全身または身体の一つの部位がしびれて冷たく感じられることがあります。すべての場合ではありませんが、よく血液の循環ができていないからと考えます。老化が進み、身体の代謝がなされずに感じられる症状がほとんどですが、実際に血管の老化が進んで、全身的な動脈硬化が進んでいることがあります。このような状態が続いて、脳卒中や狭心症などの疾患が発生したりもします。自分でも知らないうちに進む動脈硬化の程度をあらかじめ測定して、備えることができるようにする測定検査です。